古民家再生 岐阜県恵那市S様邸

温故生新 古きをあたため、新しく生き返らせる。

古民家を取り壊すことなく、新しく生き返らせる。
ここ数年見直されてきている、日本の気候風土が育てた「古民家」の暮らし。
時を重ねた深い味わいと自然素材のあたたかさ…その持ち味を活かしたまま今に蘇らせる。
現代の生活に合わせた古民家再生の実例を紹介いたします。

Before

玄関

キッチン

洗面所

部屋A

After

▲玄関の外壁は腰までを杉板の鎧張りに、腰上は外部用の京壁をコテ塗りしています。
広い玄関の土間の立ち上がりには御影石を使用。
ジュラクの塗り壁と、木部は既設を塗装して再生。
アンティーク調の照明と正面のステンドガラスがポイントです。

▲部屋Aを囲炉裏のあるリビングに改装。囲炉裏の天板は銀杏に一部ケヤキを入れました。天板下は錆御影石を貼り、床暖房が入っています。自在かぎは裏山の竹をバーナーで焼きました。
壁は60年前のままその良さを活かしています。

▲天井は解体して梁を出し、斜天にして杉板を張りました。
床は檜フローリング。壁はほたて漆喰で仕上げました。

▲木製建具は既設のものを塗装して再生。
また、昔のガラスはデザインがよいので活かすようにしました。
 

◀昔のものの良さを活かしながら、新しい設備を入れることで、使い勝手のよいリビングダイニングに生まれかわりました。

▲バスルームやトイレは、新しい設備を入れ快適に生まれかわりました。
洗面所の収納BOXは桑の木の手づくりです。
トイレと洗面所の壁はほたて漆喰。トイレの壁には葉っぱ模様の遊び心ある演出も。